デザインとかのカスタマイズはこの際置いといて、データの移行として色々試した結果、スムーズに行った点と困ったことになった点が混在したので、対処内容と対処法をちょちょいとチェック。
付属のインポーターによるもの
デフォルト機能として、様々なデータのインポートができるようになっている。とりあえず各種ページとタグやカテゴリ分けなどはこのツールでサクっと移動できるようになっており、この機能でとりあえずやってみることにする。
他のプラグインなどでまとめてエクスポートしてみようと思ったのだが、残念ながら前の無料プラン1GBでは、エクスポート用ファイルが容量超過を産み出して凍結になるレベルだった。全データをまとめるので当たり前と言えば当たり前だが、それでは移行ができない。したがって、画像ファイルは別々に送ることになった。
というわけでさっそくインポートを実行し、実にスムーズにページだけは移行できた。カテゴリも親子関係はちょっとあやしいが全部移行できており、基本的にやるべき内容は全部できている。当たり前と言えば当たり前だが。しかしおかしなことに画像が表示されている。まだこのWordpressに画像ファイルを突っ込んでいないはずだが、いったいどうしたことなのか。簡単に言えばこういうことだ。
リンクアドレスが前のサーバのままなのである。おっとあっちゃーイッケネエ重大な規約違反である。さりとてすべてのファイルを手作業で入れ替えるなんてそんなことはやってられない。というわけで、こういう時にはリンクのxrea部分を全て現在のgames.b-lab.netに書き換えてやればいいのである。置換作業はプラグインのSearch Regexを用いて行うことにした。あとはファイルだが、いいやり方を思いつかなかったので、FTPで前のサーバから全部持ってきて、今回のサーバに全部ぶっこむという超アナログ規格で解決することにした。下手に策を弄するよりもシンプルなやり方が一番いいに決まってる。自分の中では。
Search Regexを使う
プラグイン画面からインストールして有効化を済ませたら、さっそく実行に移そう。
今回の場合はあらゆるリンク部分を書き換えることになるので、ファイル名のWordpressインストール部分までのディレクトリ名で検索をかける。今回の場合はここまでやって「Wordpress部分まで必要だぜということに気が付いた」ので、間違わずに済んだが、ここを間違えてしまうと全部間違うので全部消してまたインポートということになる。開設後すぐに行う場合はこの程度で済むが、しばらく更新が続いたサイトを書き換えるときに「やってしまう」と取り返しがつかないので注意しよう。
このツール自体がリスクを承知しているようで、置換する文を入力したところで、これで実行するとこうなりますよという結果を色付きで表示してくれる。今回は画像の入れ替えなので、画像を先に放り込んでおいて、このプレビューのアドレスを入力してみることで、実際に画像にアクセスできるかを試すことができる。このプレビュー部分のリンクで試したところ問題なかったので、確認をとった後に「すべて置換」ボタンをポチリ。
問題なくリンクが変更されて、こちらのサーバの画像を読みに行っている。ただ、残念ながらデフォルトのエクスポート機能ではアイキャッチ画像が出力されないようで、こちらはリンク変更などでは対応できない。対応するにはプラグインでのエクスポートか、ひとつずつ丁寧に職人の手作業でメディア一覧にアップロードして対応してやる必要がある。今更ツールでのエクスポートなんて再度やってられないので、時間を見て戻すことにする。多分その方が手間が省けると思う。
というわけで、移行第一弾は無事完了。実はというか1GBという容量の都合上2年分くらいしか画像を貼れず、残りはローカルに退避して温めていたので、そのファイルも使うことができているのがちょっと嬉しいのです。見てる人はたぶんいないレベルの古いネタばかりではあるものの、いろんなデータが消える昨今、アーカイブとして機能するものはある意味貴重な資料だと勝手に認識しているので、こういうのを残すのはありだと思ってます。
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