詳しいスペック表は公式サイトなどを参考のほど。主にこの辺までしか使っていないのでバンドとかの部分は詳しくもないので触れない。
本体仕様 | |
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ディスプレイ | 6.7インチ OLED (2400×1080) 144Hzリフレッシュレート |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 778G |
メモリ | 6GB(RAM)+128GB(ROM) SDスロットなし |
カメラ | メイン:10800万画素 超広角119.2°/マクロ:1600万画素 望遠:800万画素 (望遠のみ光学手振れ補正あり) |
サイズ | 163mm x 76mm x 6.99mm(最薄部) 163g |
バッテリー・電源 | 4000mAh 30w給電対応(type C) |
その他仕様 | wifi : 802.11 a/b/g/n/ac/ax bluetooth : 5.2 (aptX Adaptive等対応) |
付属品
クリアケース(装着済み)と30w充電器+ケーブル、オリジナルステッカー付(いらない)。イヤホンとイヤホンジャック-typeC変換アダプタ。今回のクリアケースはなんか汚れてた。充電器は5v-3A、9v-3A、10v-3Aの3パターンで給電できるようなので、3A対応のケーブルを使えば他のケーブルでも大丈夫だろう(未検証)
買った価格での認識・使用感
あくまで自分の買った価格である38000円(+moto care無料)での価値観になるので、定価で買った、もしくはMNPなどでもっと安かった人などとは感覚が異なる可能性がある。そのあたりを念頭に入れておいてほしい。
画面が綺麗・処理が速い
伝わるかはわからないが、6.7インチの大画面がはっきりくっきりしてるなと感じられた。144Hzリフレッシュレートを活かすための画面・プロセッサをキッチリ選択してほどほどのベストラインを狙ってきているなと感じられるバランスの良さ。もちろん写真撮影の処理にかかる時間も少なく、操作の引っ掛かりもほとんどない。重いゲームなどを余りやっていないこともあるだろうが、少なくとも普段使いで不満が出るようなレベルでは全くない。最初の頃に「リフレッシュレート可変」を設定していたころは若干違和感のような瞬間もあったが、144固定にしてからはスムーズそのものだ。ただ144HzっぽいのはポケモンGOとWebブラウザだけのような気がしないでもない、活用される日は来るのだろうか。
自分でベンチマーク結果を取ることはないが、antutu9が52万点ほど出ていて、antutu8のスコアだとmate9の2.5倍ほどだ。SD860程度のスコアが出るので、1世代前のハイエンドが低価格・低発熱で降りてきた感じの良好なバランス。筐体の薄さやチープ感のないボディの作りなど、廉価モデルでもなければ一気にハイエンドというわけでもない、ボリュームゾーンのワンランク上を根こそぎしにきた感じの印象を受ける。
充電が超速い・熱も持たない
1時間くらいでMAXまで充電できる。さすが30w(10V*3A)給電といったところか。バッテリー容量が小さめの4000mAhなので、使い方によっては足りないことも多いであろう数字だが、これに若干の不安を覚える人でも、高速充電器を用意すれば短時間でささっと充電が終えられるのは大きな強み。ただし、充電器を刺せる状態である場合に限る。
何はともあれ一般的な高速充電の18wより倍近い数字なので、60wとかの爆速充電にはかなわなくとも、十分に速いというか実感としてかなり速いことは明らか。
この高速充電の間でも機種が熱々になることもなかったし、温かい状態からゲームを開始してもそれ以上の熱にはならずいい具合に冷えている。ミドルクラスSoC+高速充電+薄型筐体で熱くならないのはある意味では想定外の嬉しい知らせといった感じ。
写真は工夫が必要かも
まず位置情報を残したままだったので、情報消すためにまとめて処理させたら若干画質が落ちたような気もするので、その状態で申し訳ないがなんとなくは掴めると思う。
決して綺麗に撮れないとか使いづらいというわけではないのだが、昼間のシャキッとした感じの撮りやすさに比べて、夜景がワンステップ必要になるかなといった感じの印象だった。前のmate9が比較的夜景に強かったのもあったかもしれないが、サッと取り出してサッと撮影するというスタイルには向かない気がした。特にイルミネーションなどを撮りたい場合には設定を弄ってAI任せではない感じで撮ったほうが安定すると思われる。
光源がたくさんあるものはどうしても色が引っ張られたり、青い光源が強いと全体が真っ青になってしまうこともある。そういうのを設定やフォーカスでうまいこと対処できたら、かなり隙のない機種になることは間違いない。最近Gcam入れて夜景もバッチリだぜ!みたいな記事も出ていたので、そちらを参考にしてもらいたい。
少なくとも本ブログにおいてはまだ作例と言えるものが乏しいので、この機種のカメラについて具体的にこう、と断じるにはまだ早いと思う。しかし、イルミネーションを初っ端に撮りに行ってうーん?となった写真がいくつかあったので、もしかしたらという感じ。傾向と対策を練って今後アップしていくことにする。特に夜景。
タッチ操作はもどかしい
設定のディスプレイ→タップ感度の向上をオンにすれば文字入力をサッサとやろうとしない限り困ることは無いと思うが、それでも他の機種に比べてどうにも入力ミスがありすぎる。フリック入力の癖なのか文字入力アプリの差なのかもしれないが、ささっと入力しきれない。
もっさり遅いとか認識してないというわけではなく、「認識しすぎてむしろダメなパターン」のような気がしてきた。よく見てみると自分は結構斜め方向気味にスワイプしているため、微妙にズレた部分が拾われてしまっているようだ。なのでこの辺のことは自分の責任や設定をちゃんとしてない問題であり、機種の責任ではないことを明記しておく。
薄くて軽い優れた万能タイプ
基本的にはバッテリーの部分が不安になるかなあ程度しか弱点が無い。OCNなのでそこの部分の評価は現時点ではしないが、少なくとも優れていると評するラインではないはず。ただ、バッテリーを酷使するようなことといえばゲームであり、ゲーム目的であれば800番台の機種を買う人がほとんどだろうと考えると、明確な弱点とは言いにくいのではないかとも思う。
モバイルノートのように普段は薄くて軽い部分を活かした利用に留め、給電できる家などでフルに活用すれば上位モデルに迫る能力を発揮できるという感じ。いろんなことを幅広くやりたい人にはうってつけのモデルだと感じる。
薄さを取るか頑丈さを取るか
まったくケースを使わなければ最薄7mm以下で163gという、画面サイズに比してオーバーすぎるくらい軽くて薄い。ただ、このままだと不安になるくらい薄いので、多少犠牲にしてでもケースをつけたくなる。自分はそこまで分厚くない手帳タイプをつけて運用している。ケースありでもmate9の裸より軽い印象がある。
あとここが重要な点だが、雪国なので金属が冷えると持っただけで結露する。それを防ぐ意味でもケースは結構大事な役割を持つ。これは付属のソフトケースでさえ顕著だったので、ある意味では軽いやつを買って正解だったパターン。
どちらかに突き抜けたものを欲しい人は
G100やG200などのハイスペックなほうを購入するか、どうせ器用貧乏寄りならもっと安いモデルでいいやというのもあるし、そもそもMotorolaじゃなくてもいいなということならいくらでも種類がある。
どうしてもこのedge20を選ぶという場合にはやはり「いろんなことをバランスよくやりたい」とか「薄いけど性能も妥協してないのが欲しい」というパターンのニーズになるだろう。それを満たすものはそうそうないので、結構いいところを突いてきたモデルなんだと改めて考えさせられる。
総評:バランスよく万能で尖った部分が無さすぎる
おっここは95点だな!みたいなポイントがあまりなく、ある意味では面白みに欠けるところがある。ただ、その代わりに欠点らしい欠点もないので、長く使える無難な一台という要望にはバッチリ応えられると思われる。
おサイフケータイや防水機能などのこの機能があったらなあといった需要には応えられないため、そういうのはカードや別端末でなんとかしよう。Motorolaはそういうの載せてこないし…。という中で多分現時点でMotorola史上トップクラスなんじゃないかという注目度ランキングになってきている。G50とかedge20fusionのほどほどさも人気だが他に替えがきくという点が若干の差を生んだのだろうと思う。市場が求めていたものがたまたまedge20で満たされたと、迷わず購入した自分ですらそう思う。
少なくとも使っている現状不満点が見つからないくらい綺麗にまとまった端末だ。
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